石丸伸二市長が衆院選広島3区に出た場合の当確予想

5月10日の記者会見で、安芸高田市の石丸伸二市長は、今年7月に実施される市長選挙に立候補しない意向を表明したという。一方で、今後も政治活動は続けるという。今のところ、東京都知事選挙に立候補することを前向きに検討しているといい、国政への進出も捨てていないらしい。

石丸伸二市長が抜けた安芸高田市議会は、安心して居眠りができることで、議員たちは安堵していることだろう。

石丸氏が東京都知事選挙に出た場合、現職の小池百合子都知事が前回の選挙で360万票を獲得しているため、これを打ち崩すのは難しいだろう。但し、小池百合子都知事が国政に出ることになると、状況は一変する。

【国政選挙に出た場合】

ところで、安芸高田市は衆院広島3区になるが、石丸氏が衆院選に立候補した場合、当選の可能性はどのくらいあるのだろうか。裏金問題で揺れている自民党から出馬する可能性は低いため、他党か無所属で戦うことになるだろう。

広島3区と言えば、近年は河井克行氏(2020年6月公職選挙法違反で逮捕、2023年11月仮釈放)の牙城だったが、直近の衆院選広島3区(2021年10月投開票)の結果から予想してみたい。

その前に、衆院広島3区の当確ラインは9万票と言われている。その理由は、有権者数が36万人で投票率が50%程度で推移していることから、投票者数は18万票だ。そして、当確ラインは50%超えが多いことから、9万票となる。

例外もある。1996年の衆院選広島3区は、自民党推薦の河井克行氏(当時33)が65,928票(38.3%)で当選している。投票率は55.65%だった。

【2021年 衆院選・広島3区 有権者 360,198人 投票率 51.07%】

(当選)斉藤 鉄夫 自民・公明推薦 97,844(55.1%)
     ライアン真由美 立民・新 53,143(29.9%)

齊藤氏とライアン氏の得票差は44,701だ。自民党の票が23,000だけ立民に流れれば、立民が当選する。石丸氏が立民から立候補すれば、当選の可能性は非常に高いと言える。しかし、立民では、昨年、支部長に就任した東克哉氏が衆院広島3区に立候補を表明していることから、立民から立候補することはないだろう。

また、ライアン真由美氏は、ポスターが撤去されており、立民広島のHPからも消えているため、立民を離党したかも知れない。

では、石丸氏が他党か無所属で立候補した場合はどうだろうか。

当確には9万票必要だが、接戦になれば、7万票以上で当選もあり得る。

興味深いのが、政権交代した2009年の衆院選だ。

【2009年 衆院選・広島3区 広島県全体で69.28%】

(当選)民主・新 橋本博明 133,994(56.81%)
自民・前 増原義剛  96,065(40.73%)

石丸氏はどれくらい票を獲得できるか

予想は、自民・公明推薦の齊藤氏が票を減らし、その表が他党へ流れるというもの。(維新は減と予想)

自民・公明 齊藤哲夫 70,000(▲27.844)
立民     東克哉 70.000(16,857)
維新     瀬木寛親 15,000(▲3,088)
合計            155.000

180.000(有効投票数)ー155.000 = 25.000

投票率が50%だと、残りが25.000しかない。つまり、石丸氏が得票できるのは25,000だ。

当確ラインの7万票以上を獲得するには、45.000票ほど足りない。

つまり、有効投票数は、180.000に45.000を加えた225.000票は、どうしても必要になる。

この数字は、投票率が62.5%を示す。

政権交代があった2009年の衆院瀬では、広島全体で投票率が69%だったことから、石丸氏が当選するには投票率が上がらないと難しいと言える。

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