手足を縛られた状態で激しい叱責と尋問で追い込まれた警視正自殺

3月15日、女性に性的暴行を加えたとして逮捕・起訴された元警視正が、勾留中に死亡した問題で、広島県警は勾留先の広島中央警察署長などに対する処分を発表した。

県警によると、中国四国管区警察学校の岩本幸一元警視正は、女性5人に性的暴行を加えるなどしたとして4回にわたって逮捕・送検された。

一部の事件については裁判も始まっていたが、2月17日、勾留先の広島中央警察署の留置施設で意識不明の状態で発見され、その後、死亡した。自殺を図ったとみられている。

県警は15日、当時の監視態勢についての調査結果を発表した。

それによると、元警視正が死亡するおよそ1か月前、大声を出す言動があったが、署から本部に報告しなかった。留置施設を巡回する際、部屋の中まで目視して確認することを怠っていた。組織的な検討をしないで、寒さ対策として下着のももひきを2枚重ねで履くことを許可した。などの不備が明らかになったという。

元警視正は、Tシャツを着てももひき1枚を履いた姿で、部屋の奥にあるトイレでももひきを首にかけた状態で発見。

また、遺書のようなものが2通見つかったが、捜査関係者によると、このうち1通は家族宛てで封がされた状態。もう1通は警察関係者などに宛てて封がされていない状態で、容疑や起訴内容を否認する文面だったという。

県警は元警視正が「特別要注意者」に指定されていたのに、危機意識が薄れ、監視態勢に不備があったとして、広島中央警察署長を「本部長注意」、副署長を「所属長注意」とするなどの処分を発表した。

また、県内の留置施設全てで監視の強化や衣類の管理を徹底するなどの再発防止策をとることにしている。

広島県警 長野吉克警務部長のコメント
「警察署留置施設内において、勾留中の被留置者が死亡する事案が発生し、関係する刑事裁判が公訴棄却となって、真相究明の道が閉ざされ、被害に遭われた方々、県民の皆様の信頼を損なう結果となりましたことについて、深くお詫び申し上げます」

「調査結果に基づき、関係職員の処分を行うとともに、同種事案の再発を防止するため、関係規定の見直し、指導教養の強化等により、関係職員の緊張感の維持に努め、厳正な留置管理業務を図ってまいります」(RCC)


警視正死亡

関連記事

スポンサーリンク

コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ