東広島市の弁護士がルフィと接見中に証拠隠滅

11月28日、全国で相次いだ強盗事件で、「ルフィ」を名乗りフィリピンから指示したとして起訴された男に接見した東広島市の弁護士が、男らが別の事件に関わったことを隠させたとして、警視庁は、この弁護士の東広島市内にある事務所に証拠隠滅容疑で家宅捜索に入った。

2月に男と警察署で接見した際、携帯電話で何者かと通話させ、口裏合わせをさせた疑いがあるという。

弁護士は広島弁護士会に所属する加島康介被告(48)=詐欺罪で有罪判決を受け控訴中。

男は特殊詐欺グループ幹部の今村磨人(きよと)被告(39)=強盗致死罪などで起訴。

今村被告は特殊詐欺事件を指示したとして2月7日、フィリピンから移送され、窃盗容疑で警視庁に逮捕された。加島弁護士は2月下旬ごろ、今村被告が勾留されていた警視庁原宿警察署を訪れ、署内で接見。自身の携帯電話を使い、透明な仕切り越しに何者かと通話させた。何者かは今村被告に、特殊詐欺事件の一部への関与について供述しないよう口止めしたという。

通話先は特殊詐欺グループの関係者とみられ、今村被告が関与した特殊詐欺事件に関わった疑いがあるという。接見の際は今村被告と加島弁護士だけで、署員らは立ち会っていなかった。

11月28日午前の家宅捜索には警視庁や広島、山口両県警の捜査員が参加し、東広島市にある加島弁護士の事務所に入った。

加島弁護士は2007年から広島弁護士会に所属。法テラスの法律相談料を不正請求したとして22年5月、業務停止1カ月の懲戒処分を受けた。

加島弁護士は22年6月、新型コロナ対策の給付金を国からだまし取ったとして、広島県警に詐欺容疑で逮捕された。23年6月、約2千万円の給付金をだまし取ったとする詐欺罪で懲役3年6カ月の実刑判決を受け、控訴している。

今村被告は、特殊詐欺事件や各地で起きた強盗事件に関与したとして窃盗罪や強盗致死罪などで起訴されている。(朝日)

関連記事

スポンサーリンク

コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ