安佐南区大町西で高校生がはねられて死亡

5月2日夜、広島市安佐南区の県道で自転車に乗っていた男子高校生が軽自動車にはねられ、死亡する事故があり、警察は軽自動車を運転していた男を逮捕し、事故原因を調べている。事故があったのは広島市安佐南区大町西の県道38号。警察によると、2日午後9時35分頃、自転車に乗っていた広島市安佐南区相田の高校2年生・三浦伊織さんが、反対車線を走ってきた軽自動車にはねられ、軽自動車はその後、およそ150メートル走り続け、前から来た車と接触してようやく止まったが、この間、三浦さんは軽自動車に乗りかかったような形になっていたという。この事故で、三浦さんは病院に運ばれた後、死亡が確認された。死因は出血性ショック死。警察では、軽自動車を運転していた広島市安佐北区真亀の自称運転手・沼田晋容疑者を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。( RCC)

大町西

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警察は、自動車運転過失傷害の疑いで沼田晋容疑者を危険運転致死に切り替えて送検した。沼田容疑者は、大町西の県道で軽乗用車を運転転していたが、反対方向に自転車で進んでいた高校2年生・三浦伊織さんをはね、頭や腰を強く打ち、出血性ショックで死亡した。その後の調べで沼田容疑者の血液からは基準値を超すアルコールが検出されたことから、警察では沼田容疑者がアルコールの影響により、正常な運転が困難な状態で自動車を走行させていた。(RCC)


沼田容疑者

【トラック運転手に懲役10年の判決】
2011年5月、広島市安佐南区の県道で酒に酔った状態で軽乗用車を運転中、男子高校生をはねて死亡させたとして危険運転致死などの罪に問われたトラック運転手の男の裁判員裁判で、広島地方裁判所は1月24日、危険運転致死の罪を適用し懲役10年の判決を言い渡した。広島市安佐北区真亀5丁目のトラック運転手、沼田晋被告(45)は2011年5月2日、安佐南区大町西3丁目の県道で酒に酔った状態で軽乗用車を運転して対向車線にはみ出し、自転車に乗っていた高校2年生の三浦伊織さん(16)をはねて死亡させたとして危険運転致死などの罪に問われた。これまでの裁判で弁護側は被告が事故を起こす直前、1キロあまりを無事故で運転していたことから正常な運転が困難だったとはいえず、自動車運転過失致死と飲酒運転の罪を適用すべきだと主張していた。判決で広島地方裁判所の伊名波宏仁裁判長は、「被告は、ビールや焼酎を普段よりも多く飲んだと認識していて、普通なら運転を避ける酒の量だった。当時は対向車線を走行するなど異常な運転をくり返していて飲酒の影響で正常な運転が困難な状態だったのは明らかだ」と指摘し、弁護側の主張を退けた。その上で「酒気帯び運転の前科があり飲酒運転の常習性が認められる。自分の罪を軽くしようと不合理な弁解をするなど反省しているとはいえず、遺族の処罰感情も強い」などとして危険運転致死の罪を適用し、沼田被告に懲役12年の求刑に対して懲役10年の判決を言い渡した。(NHK広島)
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